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2014年度文学部入試の対応について

2014年2月22日 文学部教授会

 文学部は2014年2月15日に予定していた入学試験を、前夜からの大雪と未明の東急東横線脱線事故のため3時間繰り下げて同日13時より実施しました。この開始時間に間に合わない受験生のためには、さらに1時間20分繰り下げて14時20分から別会場を設けて試験を行い、最終的には14時50分まで入場を認めました。これは15時に1時限目の試験が終了し、これ以後試験問題が公開される可能性があったからです。こうした対応により、当初の予定時刻より5時間近く繰り下げて受験機会を可能なかぎり確保しました。
 積雪と脱線事故のため、遠隔地からの受験生が参加できるか危惧されましたが、たとえば山梨県からの受験生は全員が受験することができました。しかし5時間近い繰り下げにもかかわらず、入学試験に間に合わなかった受験生もあったことはたいへん遺憾に思います。こういう状態ではありましたが、困難を乗り越えて受験会場に到着した受験生の皆さんが、悪条件のために日ごろの努力の成果を十分に発揮できなかっただろうということも考慮しなければならないと考えます。こうした諸事情を配慮すると、追試験を行った場合には公平性が維持できないと判断し、文学部としては追試験を行わないと決定しました。
 文学部は想像を絶する悪条件を乗り越えて入学試験に臨んだ3700余名の受験生の皆さんが、その極度の緊張と限界の疲労の中で達成された試験結果を尊重したいと考えます。

                          

以上